図解雑学 精神分析

図解雑学 精神分析
小谷野博,2001,ナツメ社
ISBN 4816330844

 この図解雑学シリーズは,心理学分野だけでもかなりの種類が出版されていて,ちょっとしたブームにもなった。「心理学」,「発達心理学」,「ユング心理学」など・・・。ただ正直な感想としては,学問的なレベルも内容も玉石混淆であると思う。
 本書は多少のデフォルメはあるものの,十分フロイトの精神分析の入門書としての価値があると思えた。特にフロイトが精神分析・自由連想法に至るまでの遍歴が詳しく,また読み物としてのおもしろさもある。精神分析に興味があるけれど,全くの初学者ならば前半をざっと読まれると良い。後半,フロイト以降の精神分析の流れも心理学史の勉強にはよい。

[ミニ知識] フロイトを心理学者だと思っている人も多いが,実際にはオーストリアの精神科医である。

[目次や内容]
[PR]
# by tsu2k | 2005-02-13 12:31 | 心理学本

自分を見つける心理分析

『自分を見つける心理分析:セルフ・カウンセリング入門』
渡辺 康麿【著】,2003 , 講談社(ブルーバックス ; B-1405)
ISBN 4062574055

 セルフ・カウンセリングという名称(登録商標である!)が付いているが,カウンセリングと言うよりも自己発見法という方が適切だろう。非常に平易な文章でていねいにこの技法とその目指すところが述べられている。
 特に筆者のいうように
自分の欲求の奴隷になるのでなく,また欲求を抑圧してしまうのでなく,本当の欲求を自覚して欲求の主人になる
ことができるようになることを目指すという考えに共感できる。そう考えるのならば,特別に悩みを解決するためというのではなくても,一度は自分の本当の欲求を探ってみるのは誰にとってもより深い自己発見の良い機会となるだろう。

[目次や内容紹介]
[PR]
# by tsu2k | 2005-02-13 01:11 | 心理学本

心の図書室とは(移転の挨拶)

 心理学教師という仕事柄,学生さんにサブテキスト・参考書の類を紹介することがよくある。専門書だけでなくいわゆるポピュラー本(新書や文庫なども含む)にも面白くて読み甲斐のあるものがある。少しずつだが,そういった本を収集しているので,自分と学生さん達のために,BOOKガイド的な記録として,このブログを利用することにした。
 ここ「心の図書室」は,私がおもいつくままに選んだそれらの本の適当な (^-^;) 紹介をするところである。意図的に実用書の類を優先して,文学寄りのものは挙げていないことをお断りしておく。あくまでも独断に満ちた選書なので,他の方にはあまり参考にならないような気もする。

追記:この「心の図書室」は最初ココログにおいていたのだが,excite blogが気に入ったので引っ越してきたものである。
[PR]
# by tsu2k | 2005-02-13 00:59 | メモ